病気と治療の話

LIFESTYLE DISEASE生活習慣病について

生活習慣病とは?

生活習慣病とは、食習慣、運動習慣、休養の取り方、喫煙、飲酒、ストレスなどの要因により引き起こされる病気の総称です。

代表格としては、高血圧、糖尿病、脂質異常症などがあげられます。
これらのいずれかを有している人は、数千万人にのぼると言われており、将来重大な健康被害を受ける可能性が高くなります。

肥満や内臓脂肪の増加(メタボリック症候群)に伴って動脈硬化が進行し、糖尿病の悪化、脂質異常症、肝障害(脂肪肝)や整形外科疾患としての運動機能障害なども招くことになります。
生活習慣病に関連して、心臓病、脳血管障害、腎臓病などのほか、アルコール性肝硬変、喫煙によるCOPD(慢性閉塞性肺疾患)や肺がん、欧米化した食生活による大腸がんなど色々な病気が関係していると考えられています。

生活習慣病の早期発見・予防を目的に、平成20年度より40歳〜74歳を対象に特定健康診査、特定保健指導が開始されています。
受診して自分の健康管理を続けていくことが大切です。
特定健康診査で生活習慣病が発見された場合、特定保健指導を受けることによって、病気の改善が期待されます。

生活習慣病は発症しても自覚症状がほとんどないため、徐々に悪化し、予後不良な状況に陥ることが多く、予防が大変重要です。予防のためには、規則正しい生活、栄養やバランスのとれた食生活、適度な運動、ストレスの解消などを意識して健全な生活を心がけましょう。